
観音製本[二つ折り製本]とは
主に建築現場用として、また見積り用図面・竣工図・施工図等で使用される製本です。
図面を二つに折り、裏面同士を糊付けする方法により、全ページ見開き状態となり見やすく扱いやすくなります。
※写真はシルバーボード黒表紙金文字製本
観音製本の仕上げ種類
観音製本には背にクロスを張る「クロス巻き製本」と、表紙を背と背表紙全体をくるむ様に製本する「くるみ製本」の2種類の仕上げ方法があります。どちらも背にも文字を入れることができます。


観音製本の表紙の種類
観音製本では、用途やご予算、仕上がりのイメージに合わせてさまざまな表紙をお選びいただけます。
製本の用途に応じて最適な表紙もご提案できますので、お気軽にご相談ください。

ダイヤボード(HM2007)
ダイヤボード(HM2007)は、観音製本で一般的に使用される青緑色の厚紙表紙です。
建築現場で使用する図面や見積用図面をはじめ、竣工図の製本まで幅広く利用されています。丈夫で扱いやすく、コストとのバランスにも優れているため、多くのお客様に選ばれています。
弊社では、特にご指定がない場合はこのHM2007を標準として使用しております。
よく使用される文字色
黒

ダイヤボード(HM1506)
HM1506は、HM2007よりも少し青みがかった色合いのダイヤボードです。
性能や用途はHM2007と同じで、こちらも同様に観音製本でよく使用される表紙です。
よく使用される文字色
黒

シルバーボード(黒)
シルバーボードは、厚みのある紙クロス素材を使用した表紙で、表面に上品な光沢があります。
特に黒色のシルバーボードは、金箔や銀箔による文字入れとの相性が良く、高級感のある仕上がりになります。そのため、発注先へ提出する竣工図や保存用図面などによく採用されています。
よく使用される文字色
金・銀・白
ダイヤボード・シルバーボード 色のバリエーション
ダイヤボード・シルバーボードには、標準色以外にもさまざまなカラーをご用意しております。
図面の種類や用途ごとに表紙の色を使い分けることで、管理しやすい製本に仕上げることができます。


レザック
ダイヤボードよりも少し厚みがあり、表面にエンボス加工が施されている厚紙の表紙です。
表面のエンボス加工により特別感があり、厚みがあるため丈夫な製本となります。また、図面の内容により製本の表紙の色を変える事で、外見だけで意匠図・設備図など図面種類の区別をしやすくするという使い方もあります。
(画像はレザックの「スカイ」)
よく使用される文字色
黒・白
レザック 色のバリエーション
レザックには豊富な色のバリエーションがあるのがもう一つ特徴です。
用途や企業カラー等に合わせた表紙をお選びいただけます。


ダイヤスカーフ
ダイヤスカーフは、レザックよりさらに厚みがあり、樹脂を含んだ皮革調素材の表紙です。
厚さは約1mmありますが、柔軟性があり、高級感と耐久性を兼ね備えています。
保存用図面や重要な資料、長期間保管する製本におすすめです。
(画像はダイヤスカーフの「GK ローハイド 8054」)
よく使用される文字色
金・銀・白・黒
ダイヤスカーフ 色のバリエーション
ダイヤスカーフには色だけでなく、表面の模様や質感にもさまざまな種類があります。
お好みに応じて色・デザインをお選びいただけます。


上製本
上製本は、約5mm厚のハードカバーを使用した、最も高級感のある製本仕様です。
耐久性に優れており、長期保存が必要な竣工図だけでなく重要書類、記念製本などにも使われています。
一般的には黒い表紙に金文字を組み合わせた仕様が多く採用されていますが、表紙の色や素材にもさまざまな種類があります。
(画像は上製本の上カド部分)
よく使用される文字色
金・白
観音製本に使用される文字について
観音製本の表紙や背表紙に入れる文字について、文字の種類やサイズのご紹介します。
文字フォントの種類
観音製本の文字には、金属製の活字を使用しています。
活字を1行ずつ組み、熱を加えながら箔とともに表紙へ圧着することで、耐久性のある文字を刻印します。活字の為、文字のフォントは明朝体かゴシック体の2種類のみとなります。
観音製本では一般的に明朝体を使用しています。



文字のサイズについて
表紙に使われる文字は活字の為、決まったサイズがあり、自由に拡大・縮小することはできません。
サイズは号数により小さい順に3号、2号、1号、初号となり、更に大きいものに特1号というサイズもあります。
それぞれのサイズの大きさは
3号 : 約5.5mm
2号 : 約7.5mm
1号 : 約9.5mm
初号 : 約15.5mm
となっており、見開きA3の観音製本には3~1号が、見開きA2,A1の観音製本には2号~初号が主に使用されます。
Info
基本的に表紙に使用される文字のサイズ・位置は、仕上がりサイズや文字数を考慮し、弊社で適切なレイアウトにて作成いたします。
「文字を大きくしたい」「左に配置したい」「ゴシック体にしたい」など、ご希望がございましたら、ご注文時にお気軽にお申し付けください。可能な範囲で対応させていただきます。
観音製本のご注文から納品までの流れ
1
製本用の図面のご用意
観音製本に使用する図面は、以下の3つの方法でご用意いただけます。
データからプリントアウト
PDFやCADデータなどをお送りいただければ、弊社で図面をプリントアウトしてご用意いたします。
※カラー図面については、「カラー印刷」または「モノクロ印刷」のいずれかをご指定ください。

原図を1部のみお持ち込み
原図を1部だけお預かりし、必要部数分を弊社でコピーして観音製本用の図面をご用意いたします。

必要部数すべての図面をお持ち込み
お客様ご自身で必要部数の図面をご用意いただく方法です。弊社ではコピーを行わず、お持ち込みいただいた図面をそのまま観音製本いたします。

Info
メール等によるデータ入稿をご利用いただくと、図面の受け渡しが不要になるため、納期の短縮にもなります。
2
表紙の選定
観音製本の表紙は、特にご指定がない場合、弊社標準仕様のダイヤボード(HM2007)を使用して製本いたします。
別の表紙をご希望の場合は、表紙の型番をご指定いただくと、スムーズにご注文いただけます。
型番が分からない場合でも、「黄色の表紙」「青系の表紙」「高級感のある表紙」など、おおよそのご希望をお伝えいただければ、そのイメージに近い表紙をご提案いたします。
用途やご予算、仕上がりのイメージに合わせて適切な表紙をご案内いたしますので、お気軽にご相談ください。

3
表文字/背文字の内容確認
観音製本に表紙の文字や背文字を入れる場合は、事前に内容を確認させていただきます。
タイトルや工事名、発注者名などの記載内容と、おおよその配置および文字の色をご指定ください。文字サイズやレイアウトなどの細かなデザインは、読みやすさを考慮して弊社で調整いたします。
なお、図面枚数が少なく背幅が狭い製本では、背文字を入れられない場合があります。その際は最適な仕上がりとなるようご相談・ご案内いたします。

4
観音製本の製作
図面を1枚ずつ二つ折りし、背と小口に製本用の糊を塗布します。その後、表紙を貼り付け、最後に化粧断裁を行い、きれいに仕上げます。
図面の開きやすさと耐久性を重視し、一冊ずつ丁寧に製作しております。

5
納期・納品について
納期はご注文数量や内容によって異なりますが、通常は約1週間が目安です。お急ぎの場合は、できる限り対応いたしますのでお気軽にご相談ください。
完成した観音製本は、以下の方法で納品いたします。
- 弊社営業エリア内への営業スタッフによる納品
- ご来店でのお引き取り
- 宅配便・宅急便による発送
お客様のご都合に合わせて、ご希望の納品方法をお選びいただけます。

ご利用・作業事例
[観音製本]
Case Study
CASE
01
お持ち込み図面の観音製本(A3・80枚×3部)
ご依頼主 : 川越市内の建築業のお客様
ご依頼内容 : A3図面(80枚)×3部を持ち込み、その図面を使用して観音製本(文字無し)作成
納期 : 2営業日
お客様がプリントして持ち込まれた A3図面 80枚×3部 を使用し、観音製本を作成しました。 表紙は一般的な ダイヤボード を使用し、今回は 表紙文字なし での仕上げをご希望でした。 文字入れが不要なため、短納期で納品できました。
CASE
02
PDFデータからプリントして観音製本(A3版5冊・A1版2冊)
ご依頼主 : さいたま市内の建築業のお客様
ご依頼内容 : お送り頂きました90頁のPDFデータから、観音製本 A3版 5冊、A1版2冊の作成のご依頼
納期 : 4営業日
お送りいただいた 90ページのPDFデータ を弊社でプリントし、
・見開きA3サイズ:5部(うち3部は表紙文字あり)
・見開きA1サイズ:2部(文字なし) の観音製本を作成しました。
大判サイズと文字入れが含まれる内容でしたが、1週間以内で納品できました。
CASE
03
ダイヤスカーフ表紙の大判観音製本(見開きB1サイズ・4冊)
ご依頼主 : さいたま市内のコンサルタント業のお客様
ご依頼内容 : B1サイズのPDFデータ、ダイヤスカーフを表紙にした見開きB1サイズの観音製本4冊作成のご依頼
納期 : 2週間
B1サイズ・120ページのPDFデータ を入稿いただき、原寸プリント後、 30枚ごとに分冊して4冊 の観音製本を作成しました。
表紙には B2サイズのダイヤスカーフ+金文字、 背には 黒クロス+金文字 を使用した クロス巻き仕上げ なので丈夫で高級感のある製本として仕上がりました。
観音製本のFAQ(よくあるご質問)
大判の観音製本も依頼できますか?
はい、大丈夫です。
A2,A1サイズだけでなく、B1,A0サイズの観音製本も可能です。
各種データからのプリントアウト(モノクロ/カラー)もお任せください。
表紙の種類による価格差はありますか?
はい、安価な表紙から順に
・ダイヤボード(HM2007,HM1506)表紙
・他の種類のダイヤボード・シルバーボード表紙
・レザック
・ダイヤスカーフ
・上製本となります。
また、納期も常時在庫のダイヤボード(HM2007)表紙を使用した観音製本が一番早くなります。
詳しい価格・納期については、仕上がりサイズによる違いもありますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
文字色の違いで価格・納期に差がありますか?
いえ、ございません。
弊社では金・銀・黒・白と、どの表紙にどの色をご使用になっても、価格に差はございません。
また、納期にも差はございません。
お客様のご希望の文字色をお気軽にお選びください。
観音製本に背文字を入れるためには図面枚数が何枚以上あればよいですか?
観音製本の背文字は背幅が約7mm以上あれば1行入れることができます。
背幅7mmに必要な枚数は約40枚ですので、40枚以上あれば1行入れられます。
もし図面枚数が少なく、背文字が必要な場合は厚さを増やすことも出来ますのでご相談下さい。
CADデータで入稿できますか?
はい、大丈夫です。
AutoCAD,JW CAD,dxf,CAPEにも対応しています。
ご依頼の際はモノクロまたはカラーのどちらでのプリントアウトかをご指定下さい。
ただし、データによりましては文字化けの可能性もございます。できましたらPDFデータでの入稿をお勧め致します。価格もCADからのプリントアウトよりお安くなります。
営業範囲外からでも依頼することは可能でしょうか?
はい、送料・返送料はご負担頂く形となりますが、弊社営業範囲外からもご注文を受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
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